Yuyuのまとめ部屋

Yuyu@知りたがりな大学生が気になる事柄をリスナーさんたちに教えてもらう

【問題点】森喜朗氏による女性蔑視発言

 
 


東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会森喜朗会長が3日に「女性が増えると時間がかかる」と発言し、現在問題になっている。

 

IOCの役割には男女平等の文字があるのにね( ;  ; )

5- 適切な手段により、あらゆる階層および組織において女性のスポーツ振興を強く奨励する。とりわけ国内ならびに国際スポーツ組織の執行部においてこれを推進し、男女平等の原則の完全実施を目指す。
https://www.joc.or.jp/olympism/charter/chapter1/1_2.html

 

森氏3日の発言全文

こちらから、森氏の女性蔑視とも捉えることができる3日の発言の全文を読むことができます📰

 

「女性が増えると時間がかかる」の根拠とは


根拠はどこにあるのか(アメリカなどでは、議会における発言量の性差に関する研究なども盛んらしい)。
もし仮に、女性の発言時間が長いのならば、今までの決定があまりにも「女性の意見」が反映されていないからではないのか。だから、女性は発言をするのかもしれない、と考えることもできる。
性別はふたつに分けることはできないが、男性女性では、体の作りの違いと社会に作られた性、男性像、女性像があることはたしかだ。
(10万円給付がなぜ家制度的なものとで行われたのか。そこに疑問を感じる人はいなかったのか。のちに突出する問題に気が付けなかったのはなぜか。もしもそこに「女性」の意見があり、汲み取られていたのならば、のちに起きた問題はなかったはずだ。)

そのなかで、いままで「男性像」をもつ大多数の意見のなかで、政治は運営されてきた。日本の男女比はほぼ半分(女性の方が若干多)。
しかし、国民主権であり、民主主義の国なのだから、社会の構成員を反映させなくてはならないはずだ。
もちろん、社会の構成員の反映には、性的マイノリティらも含まれなければならない。


森氏の発言を前にしたJOC評議員会のメンバーからは笑い声

 

「女性の理事を増やしていく場合は、発言時間をある程度、規制をしないとなかなか終わらないので困ると言っておられた。だれが言ったとは言わないが」などと語った。その場にいたJOC評議員会のメンバーからは笑い声もあがった。

JOCの評議会のメンバーからは笑い声もあがった。って、笑ったのはだれか突き止めたい気持ちが湧いてきます…。
そこには、それを言える、ネタにできる、笑いにできる雰囲気があったので発言したのですよね。

こうした意思決定の場において女性の割合がなかなか増加しない、ことも理解できますね…。

 

失言後(まとめ)

✅ロンブー田村淳さん、森氏の発言をうけ、聖火ランナーの辞退を表明。
✅ オリンピックボランティア辞退の電話も都に殺到。
✅ 2月4日14時に森喜朗氏が謝罪会見を行う。
 👉 「発言の撤回」はあったものの、「どの発言」か言わないと最初に発言。
 👉会見はわずか20分で終わり、記者への逆質問もあった。
 👉 Youtubeなどで会見の様子を見るとわかると思うが、誠意的とはいえない会見のようす。
✅ Clubhouseでは、森氏関連のルームがいくつか開かれ議論がなされる。
 👉それがきっかけになり森氏への処遇の検討および再発防止を求めるネット署名がはじめった。すでに11万人を越えている。
Twitterでは、ハッシュタグ 「#DontBeSilent(黙っていないで)」や「#GenderEquality(男女平等)」を伴った投稿が目立つようになった。
 👉森氏を名指しするものはないものの、日本にある欧州諸国の大使館や欧州連合代表部、国連のアカウントなどが5日に相次いでツイート。


見解

森氏の発言に対して政府がこのまま大きく動かなければ、諸外国に対しても、日本にはそれを許す空気がある、と認識がなされるのではないだろうか。
「日本人」には、こうした問題に対して大きなムーブメントを起こさないのだ、差別的発言をあのような「謝罪」のみで許してしまう風潮があるのだ、と、されかねない。
⭕️これは森氏個人の問題のみではなく、わたしたちの問題でもあるはず!!

追記(2021/02/08)

多くの海外メディアに取り上げられているとの報道があったが、2月6日時点で仏大手メディアには取り上げられていなかった。それなので、案外取り上げられていないな、と思ったら2月7日になって取り上げ(Le Monde)。
この問題はまだまだじわじわ長引くな〜〜〜〜。